回収してくれない不用品とは?

何年か前、古くなったベッドを処分してもらおうと役所に連絡したのですが、「うちでは扱えません」とすげなく答えられてしまいました。
「・・・ったく、使えねぇな」と心の中で悪態をついたものです。
その理由は180cmを超えるものは役所で引き取れない決まりがあったからです。
ちょっと特殊なベッドでしたので、かなり大きいうえに、重さもあって、素人では解体もできないようなシロモノだったため、民間の回収業者に頼み、なんとか引き取ってもらいました。
あまり気づかないことですが、私たちの生活は行政のサービスにずいぶんと助けられています。
燃えるゴミの回収を数日止められるだけでも、街はパニックとなるでしょう。
しかし、いかんせん融通の利かないところがあって、ついつい「お役所仕事かよ!」と文句を言ってしまうわけです。
前述したように、180cm以上の不用品を、役所では引き取ってくれません。
また、よく知られていることですが、テレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機も回収してくれません。
家電リサイクル法があるからです。
行政が回収する不用品は、廃棄するというものですから、リサイクルしなければならない家電は受け付けていないのです。
180cm超のものというのは、じつは家にあることは少ないのですが(普通のシングルベッドならだいたい超えません)、テレビや冷蔵庫などの、いわば「家電四天王」みたいな代表的なものを回収してくれないのだから、文句も言いたくなりますよね。
こういった役所が拒否する不用品は、民間回収業者にお願いするしかありません。
民間ですからサービスは役所より充実しています。
指定の場所まで不用品を運ぶ、平日以外は対応してくれない、行政の不用品回収とも違いますから、利用者の都合にも合わせてくれます。
大きなものを運ぶことのできないお年寄りや、休みの日しか動けない人には、嬉しいですね。
もちろん、大型ベッドも家電四天王も引き取ってくれます。
多少、値段は上がるにしても、どんな粗大ゴミでも処理してもらえると思えば微々たるものではないでしょうか。
ただし、民間でも引き受けられないものもあります。
それは産業廃棄物です。
化学薬品や医療品は処理に特殊な能力が必要ですから、無理になります。
一般家庭から出るものとしては、廃油や蛍光灯などが挙げられます。
銃器のような違法なものも当然アウト。
動物の死骸も引き取りません。
そういったことを踏まえつつ、行政と民間を使い分けるのが賢いやり方です。

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